会計士のデザインノート

ヒトとカネの交差点

傍観者になるな、当事者として行動しよう ~大阪都構想の住民投票

 
こんにちは。

f:id:tom_notebook:20150520121138j:plain

 
 
先週末、大阪都構想住民投票がありました。週明けからものすごい勢いで分析記事やら、なんやら、すごい飛んできますね。ただ、これらについて薄ら寒い、というか少し違和感があるなと思っています。
 
 
「大阪オワタwwww」
 
 
の発言が、少なくとも私の周りでは多くみられることに、違和感を感じています。いや、発言はいいんですが、それが全体の雰囲気として感じられることに違和感を感じています。
 
ネガティブ結構、批判結構、そこから始まることも大いにあり得ます。ただ、私は自戒をこめて書きます。
私は大阪が終わったとは思えないし、たぶん、これを機にこれからもっと面白くなると思います。
そのためには、当事者としての「行動」が必要だということを書きます。
 
自戒自戒。
 
 

情報伝達を強化するSNSで本当に大阪がおわる可能性

記事やメディアは情報を伝える機能があります。ですので、それが事実かどうかはさておき、彼らは情報を伝えることを主目的としています。
 
最近は、「SNS」なるツールが登場し、誰でも記事をかけるし、メディアの情報を第二次、第三次、、第N次情報として「拡散」(シェアやリツイート)をすることができます。
 
SNS」による拡散が激しすぎて、「大阪オワタwww」「日本オワタwww」「若者オワタwww」が毎分毎秒すさまじい勢いで流れてくるのです。これは異常事態であり、違和感を感じざるを得ません。
 
SNSは確かに便利です。なぜなら、情報伝達が強化される(広まりやすくなる)からです。しかし、ここではまさにアニメ「攻殻機動隊」でいう「スタンドアローンコンプレックス」の状態に陥っていないでしょうか?
 
孤立した個人(スタンドアローン)でありながらも全体として集団的な行動(コンプレックス)をとることからこう呼ばれる。これは個人が電脳を介してネットを通じ不特定多数と情報を共有することにより、無意識下で意識が並列化されながらゆるやかな全体の総意を形成し、またその全体の総意が個人を規定するために発生するという、高度ネットワーク社会が舞台であるが故に起こり得る現象である。
Wikipediaより)
 
つまり、こんな感じ。
情報伝達が強化されてしまう 
→みんなに伝わりやすい
→みんなが気づかないうちに同じこと「大阪オワタ」を思い始める
→みんなの行動にあらわれはじめる。「何やっても無理だから何もやらない」とか
→大阪が本当に終わる
 
 
アニメの世界で起こってることじゃないか。そうです。でもすでに現実でもおこっているんですよ?気が付いていませんか?気が付いていない?他人の意見に「全く」影響されていないといえれば、あなたの周りではおこっていないのかもしれませんね。
 
まだだ、まだ終わらんよ!
 
 

情報が行動を左右する可能性

 
たしかに有益な情報は大切な友人にシェアしたい、そうすればみんながハッピーになれる。確かにそのとおりです。もしくは、なんとなくのシェアだったかもしれません。しかし、ここには一つの落とし穴があります。
 
その情報がもし嘘であったら?マイナスの影響を及ぼすものであったら?
 
シェアした本人が気づかなくても、それを読んだ友人が嘘に気付くかもしれません。マイナスの影響がでないように行動するかもしれません。情報は行動を左右するのです。誰かが「オワったわ」といえば、ほとんどの人が「おわったのかなぁ」と漠然と思うはずです。気が付いたたらフェイスブックで「いいね!」をおしている。べつに「おわったのかなぁ」程度でもです。それがどんどん連鎖して、気が付いたら、国民全体が「大阪オワタ」「そうだ、大阪はおわた」って雰囲気になるのです。
 
こんなネガティブキャンペーンおそろしいですね。なぜなら、上記のとおり本当に終わってしまう可能性があるのです。
 
ネガキャン、だめ、絶対。
 
まだだ、まだ終わらんよ!(自戒) 
 
 

行動を起こさなければ何も変わらない

「大阪オワタ」
 
これで、なにかがかわるのでしょうかか?
 
もしかしたら、
 
  • 「いや終わらないよ、おれが終わらせない」(厨ニ病全開で)
  • 「まだだ、まだ終わらんよ」(3倍速で赤いやつが)
 
って人が100万人に1人くらいはでてくるかもしれません。
 
けれども、このいやーな雰囲気を壊すには、こう思って日々行動するしかないなと。
 
  • 「投票にいこう」
  • 「自分で何かを変えてみよう」
  • 「そうだ、行動しよう」
 
大阪が今後どうなるのであれ、個人が結局どう思い、どう行動するかによるでしょうね。
この一連の騒動による情報の波に巻き込まれてそう思いました。
 
最後にこの有名な言葉を。
 
「愛」の反対は「憎しみ」ではなく、「無関心」です 
 
 
それでは。今日も一日おもしろく。
( -ω- )b