会計士のデザインノート

ヒトとカネの交差点

読書を習慣にする方法とその先の話 〜「あんた本買い過ぎじゃない?身についてんの?」

 

こんにちわ。

 

今日は読書にまつわる話。

(読書ノートのほうには、本のレビューだけを集めたいので、こちらにて。)

 

もう1ヶ月前になってしまいますが、こんな記事を見かけました。

 

www.lifehacker.jp

 

唯一の趣味である読書

私はそれなりに本を読む方で、週に2冊は必ず読了しています。唯一(本腰を入れている)趣味といっていいかもしれません(前回のカメラは趣味にしたいけど、微妙なライン。)。だいたい暇だと読書してますね。本屋にいると、後ろに予定がない場合、平気で2、3時間立ち読みやら物色やらしてしまいます。

 

  

愛する読書に対する嫁の鋭いツッコミ

と、「歯を磨くように」本を読んだ結果、月に約10冊×@2~3,000円=2〜3万円かかっていました。私としては気にしていなかったのですが、、、、

嫁に「あんた本買い過ぎじゃない?身についてんの?」というツッコミをうけてしまいました。確かに毎月この額使ってたら、結構いい服とかスーツとか買えるな、、とか思い冷静になる私。そこで考えてみました。

 

「あんた本買い過ぎじゃない?身についてんの?」このツッコミには2つのポイントがあります。

 

  • 本買い過ぎじゃない?=図書費削減しろ
  • 身についてんの?=収入アップにつなげろ

 

おわかりいただけたであろうか?要は家計である。金である。

 

、、、

というのは冗談で。

このツッコミはごもっとも。「投資効率をあげろ」ということでしょう。いつも、クライアントに私が言いまくってる言葉ですね。因果応報。

 

 

投資効率をあげるには

ということで、投資効率=読書による収入アップ/(図書費+読書時間)、をあげるには。

 

1点目:図書費+読書時間を下げる!

最近はあまり買いません。読む本の2/3が図書館で借りたものです。家から徒歩2分にばかでかい区立図書館があります。ここの蔵書数はなかなかで、結構話題の新刊もあります。しかもネット上にOPACがあるので、ネットで予約をして週末取りに行き、次の週に読む。いう感じで、TSUTAYAもびっくりな区立図書館のジャストインタイム!なんとか読書量は確保しつつ、図書費の削減に成功しています。

読書時間はまあ普通です。歯を磨くように隙間時間に黙々と読んでいるので、ただネットサーフィンしたりTVダラダラみたりしていない分、この点はうまくできているかなぁと思います。隙間時間(通勤+昼休みの残り+寝る前少し)だけで約1.5時間/日は確保できています。

 

2点目:読書による収入アップ

これについては、なかなか難しい。というか、読書が収入アップにつながるという立証がむずかしい。なんてことをいったら、嫁には怒られるので、なんとか収入アップにむかっている振りをしています。まず、ブログにアップすることで考えを整理し、日々いつでもどこでもいかせるように(、、、という理想のために)しています。あとは、すぐに仕事に役立てたい、すぐに必要になるという本はなるべく買うようにしています。実際に行動するときに必要であれば、そのときに学ぶと吸収効率が全くちがいますからね。

 

 

知識のインプットの癖があるのが専門家の強み

果たして、読書の投資効率は上がっているのでしょうか、、、

 

結論は、謎!

でも好きだからやめられない!

 

というのがあるのですが、あえて正論を申し上げれば、

 

  • 「知識のインプットの癖をつける」
  • 「インプットしようと思えばできる」

 

ということが大事で、これらは会計士をはじめとする専門家の強みではないでしょうか。受験勉強もさることながら、日々、六法やら専門書を読む癖がついています。何か壁にあたったら、とりあえず文献探す、みたいな反射神経があります。

 

それに対し、意外と世の中のビジネスパーソンは本読んでないですよ。新聞も読まずに、スマホでゲームが最近はやってますし。読んでる人は読んでますけどね。

 

 

忙しさにかまけず、歯を磨くように本を読む。

とはいえ、忙しさにかまけてしまうことも多いと思います。この前も(会計士の強みといっておきながら)事務所で5人くらいに声をかけて「最近面白い本読んだ?」という質問を投げたところ、全員が「うーん、最近読んでいない」という回答。忙しいのです。

 

この忙しさについては、じゃあ忙しい時は風呂にはいらないか?歯を磨かないのか?飯を食わないのか?というところです。一つだけ、読書を習慣にする方法があります。最初に紹介した記事には、「目的を明確にする」というのがありますが、それもこれで1発だと思います。

 

  • 本を積み、歯を磨くように本を読め

 

これのみです。簡単です。まず本を買う(か借りてくる)。そのとき、1冊とかケチらずに最低3冊は買う。10冊がベスト。できれば買う。そうすると、だいたい、半分は実際にすぐ役に立ちそうなもの。もう半分が哲学というか生き方とかそういう自己啓発系か小説とかになると思います。それらが10冊並ぶと、だいたいいまの課題意識がみえてきます。たとえば、私の場合、現状こんな感じ。

 

f:id:tom_notebook:20150428222416j:plain 

 

私の課題意識はなんでしょう?いまの仕事で必要なことはなんでしょう?なんとなく、みえてきませんか?

 

言語化ももちろん大切ですが、時間がかかります。それは読んでからやりましょう。では、読み始めるときは?そうイメージ重視。これで、「読書の目的を明確にする」ことができます。

 

なお、私の写真についてですが、普段は、あと10冊くらい左側につまれています。ダイニングにあるので、これが積もってくると嫁に怒られます。

 

「あんた本買い過ぎじゃない?身についてんの?」

 

(以下、繰り返し)

 

 

Knowing-Doing Gap 知識を行動に

ただ、もちろん、知識のインプットだけではダメですね。

 

  • 学び行動するというサイクルをつくる

 

ことが重要です。

私も最近は、これを意識して、次のような行動をとっています。

 

  • 自分なりにまとめて共有する。ブログにアップしたり、嫁や仲間と議論する。
  • マネジメントの機会を組織内外で見つけ出し、自発的に行動する。言われたこと以外のことをやる。(抽象的ですが守秘性が高いのでご勘弁を)

 

知識を知っていることとわかっていることの間には大きな壁があります。でも、知らなければ何も始まりません。けど行動しなければ何も変わりません。

 

そういう意味で、

 

「あんた本買い過ぎじゃない?身についてんの?」

 

という嫁のツッコミは大変厳しくもありがたい言葉だなぁと思います。

 

 

それでは、また。

( -ω- )ノシ

 

 

 

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