会計士のデザインノート

ヒトとカネの交差点

<読書録> 会計は「経営状態をシンプルにまたリアルタイムで伝えるもの」でなければならない <稲盛和夫の実学>

 

おはようございます。 
 
みなさん、こんな本に出会ったことはないでしょうか? 
買っては読み、また読みたくなって見つからず。再度買っては読み、また読みたくなって、、、を繰り返して、三冊目です(たぶん)
 
稲盛和夫の実学 稲盛和夫の実学
稲盛和夫

日本経済新聞出版社 2000-10-31
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まとめると、
稲盛和夫にとっては、会計とは
 
  • 経営実態を正確に(正確性)
  • タイムリーに(適時性)
  • 人を動かす(行動性)
 
ものでなければならない。
という主張が分かりやすい例示とともに、端的に説明されています。
 
ついつい専門家は専門用語を書き並べ、その説明をすることでページ数がどんどん増えていくものですが、さすがの御大。無駄なく少ないページ数でまとめられております。
 
会計の勉強を始めたばかりの方から、ベテランまで、いつ読んでも会計の「本質」を考えさせられる名著です。
 
何事においても「形式」は重要ですが、「本質」を適切に表すものでなければなりませんね。 
 
会計というものは、経営の結果をあとからおいかけるためだけのものであってはならない。
いかに正確な決算処理がなされたとしても、遅すぎては何の手も打てなくなる。
会計データは現在の経営状態をシンプルにまたリアルタイムで伝えるものでなければ、経営者にとっては何の意味もないのである。
稲盛和夫稲盛和夫実学 ~経営と会計」 より) 
 
 
 
それでは、今日も一日おもしろく。
( -ω- )b
 

 

稲盛和夫の実学 稲盛和夫の実学
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